市場監督管理総局による価格つり上げの違法行為に対する取り締まりに関する指導意見
概 要
市場価格の基本的な安定を保護し、市場監督管理部門の取り締まり行為を規範化するため、「価格つり上げの違法行為に対する取り締まりに関する指導意見」が2022年6月2日に発表された。
「意見」では、次のことを定めている。事業者が製造・仕入原価に関する情報を捏造し散布した、又は在庫不足若しくは市場の需要の激増に関する情報を捏造し散布した、又は他の事業者が値上げを行った若しくはその予定であるという情報を捏造し散布した等、6つの行為について、過度に速い若しくは高い商品の価格上昇を推し進めた又はその可能性がある場合、市場監督管理部門は、「価格違法行為行政処罰規定」第6条第1号に定める価格つり上げの違法行為に該当すると認定することができる。
その他、事業者が商品の需給関係が逼迫しているという虚偽の情報を捏造・散布し、市場の恐慌を引き起こし、価格の上昇を期待した、又は複数の手段を同時に用いて価格のつり上げを行った、若しくはつり上げ行為の持続時間が長く、影響が広範囲に渡る等、7つの事由について、市場監督管理部門は、法に従い厳しく処罰できると定めている。