北京市 『2024年北京市のビジネス環境の全面的最適化作業の要点』
概 要
5月6日、北京市政府は「2024年北京市のビジネス環境の全面的最適化作業の要点」(以下「作業要点」)を発行し、年間の重点任務を明確にした。作業要点は7つの部分、60の任務を含み、年末までにすべて完成する予定である。
作業要点第四部では、「開放を強化し、品質を向上させ、自由で便利な投資貿易環境を構築する」と提案している。
具体的には、北京での外商による投資を促進するため、北京は北京国際版ポータルサイトの内容を継続的に充実にし、外国関連の公式チャンネルを設立し、投資アクセス、資金支援、産業支援、税制優遇などの政策を集中的に展示し、会社設立、資本増資などの統合サービスを提供し、外国人と外資企業に対してワンストップ、全期のオンラインサービスを提供する。さらに、外資企業のサービスメカニズムを継続的に最適化し、外資企業の円卓会議制度を整備し、外資企業による要求の収集、オーダーに基づく配分、処理、フィードバックに係る全過程の管理を実現する。
越境貿易を促進するため、北京は通関監督サービスモデルの革新を推進し続け、生物医薬の研究開発物品の「ホワイトリスト」を拡大し、低リスクの特別物品に対するスマート承認を実行し、「認証済の経営者」(AEO)企業の資格認定と更新を「全てのプロセスをオンラインで対応できること」で推進する。「一つの窓口」を国際貿易の全過程に拡張し、サービス貿易セクションを追加し、サービス貿易の輸出税還付やイベント物資の迅速通関などの機能を段階的に導入する。また、データ越境移転などのサービスメカニズムを完備し、データ越境移転安全評価、個人情報保護認証、越境移転標準契約の届出などのサービスを効率的に行う。