深セン市 『深セン市経済特区前海深港現代サービス業合作区投資家保護条例（2023改正）』
[要約]深圳特区における投資優遇
概 要
深セン市人民代表大会常務委員会は2023年10月31日、『深セン経済特区前海深港現代サービス業合作区投資家保護条例』（以下『条例』という）を改正・可決し、2023年11月2日に公布し、2023年12月1日より施行される。
『条例』は全6章からなり、投資利便・権益保障・監督管理・法治環境などの方面をめぐって規定が行われている。具体的には以下の内容が含まれている。投資利便について、経営許可審査・認可の簡素化、投資政策ガイドラインの完備、企業関連政務サービスの最適化、金融サービス機能の向上、クロスボーダー貿易データの連結促進が含まれる。権益保障について、企業の合法的経営権の保障、政府調達管理の強化、知的財産権保護の強化、業務メカニズムの改善が含まれる。監督管理について、企業の監督管理モデルの最適化、企業コンプライアンスへの指導の強化、公平競争審査メカニズムの革新、差別的制限措置への反対が含まれる。法治環境について、法律サービス体系構築の強化、民商事紛争解消メカニズムの健全、紛争解決分野における交流・協力の強化、法院による裁判規則の整備の推進が含まれる。
