『中国(上海)自由貿易試験区及び臨港新エリアにおけるオフショア貿易印紙税優遇政策の試行に関する通知』
[要約]上海はオフショア貿易印紙税優遇政策を試行し、オフショア貿易の発展を推進
概 要
2024年2月9日に財政部、税務総局は共同で「中国(上海)自由貿易試験区及び臨港新エリアにおけるオフショア貿易印紙税優遇政策の試行に関する通知」を発表した。4月1日、オフショア貿易印紙税優遇政策が上海自由貿易試験区及び臨港新エリアで正式に試行された。規定によると、2024年4月1日から2025年3月31日まで、中国の上海自由貿易試験区及び臨港新エリアに登録・登記された企業がオフショア転売業務のために作成した書面売買契約に対し、印紙税を免除する。今回のオフショア転売による印紙税免除の新政策は、中国がオフショア業務に対して発表・実施した最初の税制優遇政策である。通常の貿易形態とは異なり、オフショア貿易契約の締結量は通常の貿易形態よりも多いため、印紙税の減免政策はオフショア貿易企業の発展にプラスの影響をもたらすとみられている。オフショア転売取引の印紙税免税は、企業の税収コストを下げることができ、中国本土のオフショア貿易業務の展開にも有利であり、同時に国外のオフショア貿易業務に従事する企業を中国に誘致して登録し、業務を展開することもできる。