『海南省「海南自由貿易港外商投資条例（意見募集稿）』
[要約]外商投資を促進し、外商投資の合法的な権益を保護し、外商投資管理を規範化する
より高いレベルの対外開放を加速し、外商投資を促進するため、海南自由貿易港の実情に照らし、海南省発展改革委員会、海南省商務庁は共同で「海南自由貿易港外商投資条例（意見募集稿）」を起草し、2024年11月8日にパブリックコメントの募集が開始した。
意見募集稿には、総則、開放の拡大、投資の促進、投資の保護、投資管理、サービスなど6章が含まれている。
主な内容は以下の通りである。
1、 県レベル以上の人民政府と園区は、専門化かつ市場化の投資誘致メカニズムを構築し、精度の高い投資誘致活動を強化し、立地優位性と産業特性に合わせた多方面にわたる外資誘致活動を実施する。
2、 海南自由貿易港は、内資・外資一致の原則に基づき、「承諾即参入制度」（規定の条件に合致し、かつ資料を提出することを承諾すれば即時に投資・経営活動を行うことができるという制度）を実施する。
3、 国家の安全、社会の安定に関わる分野などの国が参入管理を実施する分野を除き、強制的な基準がある分野では、法律に従って許可と認可を取り消し、外商投資企業は関連する要求事項を遵守することを誓約する書面を作成し、関連の資料を提出し届出を行えば、即時に投資・経営活動を行うことができる。
4、 より多くの外商投資企業が自主的に環境・社会・ガバナンス（ESG）の理念を実践し、ESG情報開示の実施を奨励する。
5、 外商投資企業は規定に基づき、海南自由貿易港において、税制、投資の自由、円滑化などの優遇政策を享受することができる。
