2025年3月2日、深圳市商務局は「深圳市2025年国際化ビジネス環境最適化方案」（以下「方案」という）を公布した。

方案は六つの分野、計26項目の主要任務を含み、具体的な内容は以下のとおりである。

1.対外投資分野

深圳市は対外投資協力を拡大し、RCEP及び「一帯一路」市場との協力を深化させ、「両国双園」モデルの探索を推進する。海外総合サービスプラットフォームを構築し、民間企業の海外進出イベントを開催し、法律サービスを提供する。クロスボーダー金融サービスを提供し、企業の海外上場を支援し、クロスボーダー融資試行を深化させる。データ要素の集積発展を促進し、クロスボーダーデータ協力を展開する。

2.国際貿易分野

深圳市は国際貿易「単一窓口」機能を最適化し、AEO企業の発展を支援する。国際航空路線及び中欧班列（鉄道輸送ルート）の規模を拡大し、航運サービス能力を向上させる。クロスボーダーEC（電子商取引）及びシルクロードECを発展させ、海外倉庫の建設を推進する。サービス貿易革新試行を深化させ、サービス貿易の高品質発展を促進する。

3.人材集積分野

深圳市は外国籍科学者の責任者就任を支援し、ハイエンド人材の導入を推進するとともに、香港・マカオの専門人材による実務活動を促進する。外国籍人材向けのサービス体系を整備し、人材情報プラットフォームを構築する。教育の国際化を最適化し、留学生数を増加させ、先端学科を配置する。効率的な監督管理モデルを実施し、出入国政策の利便性を提供する。

4.居住・観光分野

深圳市は支払、交通等の消費利便措置を整備し、出国時免税モデルを推進する。世界レベルの商業エリアを建設し、テーマホテル及びレストランを開発し、初出店を誘致する。多言語による行政サービスを提供し、スマートゲートウェイプラットフォームを構築する。エコロジー建設を推進し、公園及び遊歩道を増設し、トランジットビザ免除政策を有効に活用する。国際病院の認証を推進し、医療機器・医薬品の臨床応用を支援する。

5.都市ブランド分野

深圳市はハイレベル訪問団の招致に努め、海外経済貿易活動に参加し、国際交流センターの建設を推進する。全国運動会を開催し、「テクノロジー＋スポーツ」融合を促進する。半導体産業博覧会等の展示会を成功裏に開催し、文化ブランド活動を展開する。「深圳ストーリー」の内涵を充実させ、文化芸術の海外進出を推進する。