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5月18日、深セン市人民政府は「深セン市外資の誘致・利用のさらなる強化に関する実施弁法」（以下、実施弁法）を公布し、重点分野における対外開放水準の推進、ビジネス環境の継続的な最適化、投資運営の円滑化水準の向上、財政・租税支援の強化及び外商投資促進メカニズムの整備等5つの側面から、具体的な20項目の措置を提出した。

重点分野における対外開放水準の推進について、実施弁法は先進製造業の国際化の加速、国際的な研究開発イノベーション拠点の構築、外商によるバイオ医薬品分野での投資への支援、現代サービス業の開放拡大の促進及び外資誘致のルートの増加等5つの措置を提出した。

ビジネス環境の継続的な最適化について、実施弁法は、外商投資企業が政府調達及び標準の策定に参加することを保障し、政府調達において内資及び外資企業が生産する標準に満たす製品に対して同等かつ平等な取り扱いを行う。また、外商投資企業が平等的に支援政策を享受することを確保し、外商投資企業向けの苦情対応メカニズムを構築・改善し、粤港澳大湾区国際仲裁センター及び深セン市渉外外・香港・マカオ商事ワンストップ式かつ多元的な紛争解決センターの建設を加速する、と明確に提出した。

投資運営の円滑化水準の向上について、実施弁法は、外国籍人材サービスシステムを全面的に最適化し、データ越境移転安全管理に関する便利なメカニズムを探索し、越境貿易投資をさらに円滑化し及び外商投資企業サービス力を向上する等4つの具体的な措置を打ち出した。

財政・租税支援の強化について、深センは外資企業及びプロジェクトに多くの奨励金を支給する。実施弁法は、製造業の外資プロジェクトへの支援を強化し、2023年～2027年にかけて、年間新たに増加した外資金額が合計5000万USD以上の製造業企業に奨励する。各企業は年間最大5000万人民元、累計最大1.5億人民元の奨励金が支給されるとしている。

外商投資促進メカニズムの整備について、実施弁法は、外資誘致業務メカニズムを整備し、多元的な外商投資促進業務体系の構築を加速し、政府・外資誘致機関・商業協会・仲介機関及び産業連鎖におけるトップ企業等多数の主体による関与、円滑かつ効率的な外商投資促進協調連動メカニズムの形成を推進する。また、重大及び重点の外資プロジェクト業務に対して専門チーム連動協調メカニズムを整備し、プロジェクト用土地・エネルギー・人材等いろんな要素について便利なサービス支援を提供し、より多くの外商投資プロジェクトを国家重大プロジェクトもしくは専門チームプロジェクトリストに追加するよう積極的に努力する旨提示している。